昨年からのコロナの影響で15年以上所属していたスポーツクラブを退会して約1年経ちました。私は水泳が好きでしたのでジムを利用しないプール会員でした。退会から数か月後の昨年末に、とあるプールに行ったのですが、全く以前のように泳げない自分に驚愕しました。肩が思うように回らないのです。これはクロールやバック、バタフライでは致命的です。比較的得意だったブレストもキックが思うように打てず、やっていないというのは数か月といえども体が覚えているだろうと考えていた私にはショックでした。とは言え今更スポーツクラブに入会する気分にもなれません。ただ、患者さんを診る日々では自身が健康である必要があります。水泳をやらずにどうやって体形を保つか。できれば腹筋がボディビルダーのように割れないまでも、今よりももっとしまれるか。そんな中でメンタリストのダイゴさんの動画配信でHIIT(High Intensity Interval Training)を知りました。タバタ式トレーニングとも言われているようで、過去、スピードスケートの長野オリンピック金メダリストの清水宏保さんが自転車エルゴでやっていたのをテレビで見たり、トニーロビンスのレクチャーでも聞いたことがありました。20秒全力で運動して10秒休憩、これを8セット繰り返して4分で完了するというものです。上級者はもっと長い時間やるみたいです。20秒の運動を何にするか。ダイゴさんのお勧めはバーピーでした。コロナ下でこれをほぼ毎日続ける事と、プチ断食(週4日は男性の場合、食事のインターバルを16時間)をやることで今年2月に受けた人間ドックでは体重は若干増えましたがウエストは減らせました。ダイゴさんの動画で紹介されていた鹿屋体育大学の研究では腹筋周囲の脂肪を落とすのに一番効果的な運動はスクワットだったそうです。バーピーはスクワットに相当するジャンプに加えてプッシュアップ動作が加わりますので心拍数を上げるにも効果的だと思います。心拍数は220-年齢の80%~90%程度になるようにしています(「脳を鍛えるには運動しかない」NHK出版参照)。私の場合、60歳ですのでワークアウト後は心拍数は150くらいになります。加齢が進む中で、どこまでできるのか。ぎっくり腰にならないようにフォームに注意しながら、患者さんのためだと思って頑張りたいと思います。
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