症例4の解説(その5)(東京大手町勤務歯科医のインプラント、咬合再構成、全顎治療ブログ)

前回からの続きです。症例4の解説(その4) | 英語好きな歯科医の診療日記 (hn-dentist-english-blog.com) 症例の全体像はこちらです。症例4(上顎欠損部をサイナスリフト後インプラントで修復した全顎治療のケース) | 英語好きな歯科医の診療日記 (hn-dentist-english-blog.com)

まず、上顎のワックスアップ(今回は白い蝋使用)を行いました。咬合平面が正中面と直交し左右対称で同一平面上になるように意識しました。

上顎に合わせて下顎のワックスアップを行いました。

下顎の咬み合わせの位置は歪んだまま動かない状況でしたが極力左右対称になるようにワックスアップを行いました。ワックスアップ前後の模型です。

ワックスアップ前後の模型左右側面観です。

以前に比べて左右対称になったことが伺えます。

これをシリコン(黄色矢印)で型を取り、ワックスをお湯で溶かし、シリコンの内面に柔らかい固まる前のレジン(赤矢印)を流して模型の所定の位置に押し付けます。レジンが固まったらシリコンを外します。模型から固まったレジンを外して新しい仮歯の形態を整えます(ピンク矢印)。

できあがった新しい仮歯です。

下から見上げた状態です。顎の位置がずれたままで問題なく患者さんは過ごされてきて改善を望んでおらず、改善自体も見込めない固まった状態だったので歯の形態作りには苦労しました。これらの技工操作はすべて私が行っています。

続きは症例4の解説(その6)へ。症例4の解説(その6) | 英語好きな歯科医の診療日記 (hn-dentist-english-blog.com)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次