再生療法の最新の手法を学ぶ実習 in 博多

1月25日、26日は博多で水上哲也先生の歯周組織再生療法の細心の手技を学ぶ実習コースに参加してきました。イタリアのコルトレーニ先生という歯周外科で世界的に有名な方がいます。世界中の様々な歯科医のグループが学びに行っています。水上哲也先生を中心とする九州の歯科医グループも何度か研修されていて、今回はその技術を実習付きで水上先生コース受講生、特に初期の頃に受講した人にのみ教えていただくというものでした。10年も経つと考え方、手技、道具が進化するので、それらをフォローアップするためでした。手技的には骨欠損形態にもよりますが、切開を小さくして再生療法を行うことにより、患者さんの肉体的負担を減らそうとする意図が含まれています。また時間短縮により術者の負担も減ります。ただし、非常に細かい作業になるので5倍以上の拡大鏡、マイクロスコープは必須となります。よってそれに伴う小さな道具も必要になります。ここ数年、講義だけは聞いていたので、こんなイメージかなという感じでオペをやっていたのですが、模型実習で実際にやってみて非常に理解が深まりました。また以前使用していた器具より今回紹介して頂いた器具の方が圧倒的に使いやすく今では重宝しています。日本では手に入らない器具もあるので、これをどうするか思案中です。実習参加前は持参器具も多かったので豚顎実習が含まれているのかなと思っていましたが、模型実習だけだったので汚れずにすみました。とはいえ模型自体は非常に精巧にできていて骨欠損のバリエーション、骨欠損に入り込んでいる肉芽などが見事に再現されていて実際の臨床の感覚と似ていました。実習用模型も進化しているんだなあとつくづく実感しました。懇親会は中洲川端にある有名なふぐ料理の店で行われました。席も予め決まっていました。私の右隣りは水上歯科の若い歯科医でした。東京で補綴を学びたいとのことでしたので、ちゃっかり阿部晴彦先生のセミナーを日程表と共に紹介しました。また左隣は池上先生という方でした。実力、知識共に豊富で様々な情報を頂けました。非常に盛り上がった会でしたが、私は朝3時半起きだったことや体調の関係もあって1次会で失礼しました。いずれにしても受講して良かった臨時臨床セミナーでした。主催の水上先生、池上先生らスタッフに感謝いたします。また水上先生の背中を押していただいた滋賀県の古田先生にも感謝申し上げます。最後の写真は会場近くの東比恵駅そばのカレーショップです。

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