総義歯– tag –
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臨床アラカルト
無から有を生む楽しみ
無から有を生み出すという意味で、総入れ歯作りは、やりがいがある(保険では赤字になってしまうが)。「歯が全く無くなってしまった人に、インプラントで修復するケースを見かけるが、インプラントを入れられるほどの顎であれば、総入れ歯で十分満足させ... -
その他
厳しくも楽しい?総入れ歯作り
「最近の歯医者は技工をやらなすぎる」とは、総義歯作りの大家と言われる阿部晴彦先生の言葉だ。この言葉に感化されて以来、なるべく自分で技工を行うようにしてきた。総入れ歯は、無から有を作るという点で、非常におもしろい。若くて経験がない頃は、総... -
臨床アラカルト
副鼻腔内造骨(サイナスリフト)とインプラント
歯を失ってから、骨を造って、インプラントを入れて、被せ物をするのには時間がかかる。下のケースも初診から10カ月かかった。できるだけ早く治療を終わらせたいと思うのは患者、術者の共通の願いだ。インプラント治療を早く終了させる考え方は、以前から... -
その他
プレゼンの機会
今年はプレゼンの機会が4回ある。そのうち2回は既に終了した。残り2回は今週末土日と連チャンである。残り2回のうち、1回はとある咬合研究会での定期的な発表で30分、残り1回はとある歯周病研究会での発表で20分である。いずれも、その道の一線級のデンテ... -
臨床アラカルト
3次元構築
上の総入れ歯が、口を開けると落っこちてしまうという事で来院されたGさん。合唱隊に入っているので第九を歌う前には何とかしてほしいとのことだった。下の欠損部はインプラントとブリッジで修復したが、上の総入れ歯が苦労した。落ちないようにすることは... -
臨床アラカルト
左右のバランス
左右のバランスがとれていることは、歯並びや、噛み合わせにおいても大切である。Aさんは左右のバランスが崩れたまま義歯が装着されていた。反対咬合は修正できなかったが、なんとか左右のバランスを修正して、義歯を落ち着かせることはできた。以前に比べ... -
臨床アラカルト
阿部晴彦勉強会MVP症例
誰が言ったのかは不明だが、日本の三大天才歯科医は阿部晴彦先生(仙台)、下川公一先生(小倉)、故筒井昌秀先生(折尾)と聞いたことがある。御年75歳になる阿部先生は、今も臨床、セミナーにおいて活躍されている。その勉強会にスカウトされて、もう早... -
臨床アラカルト
古い義歯への愛着
17年前に義歯を作らさせていただいたNさん。その後何度か、修理を余儀なくされたがNさん自身は快適に使用しているとのことだった。術後10年を超えて破損の頻度が高くなり汚れも目立つようになった。定期検診の度に新しく作り変える提案をしたが、「愛着の... -
臨床アラカルト
総義歯はアート?
2008年水戸で行われたSAEY咬合研究会で発表した症例。患者さんのKさんは、S金属に勤める御主人の紹介だ。横浜の方からわざわざいらっしゃる。横浜にも歯医者はいっぱいだろうに・・・ありがたいことだ。上下とも総入れ歯で、上は何度も割れる、上下とも合... -
臨床アラカルト
13年ぶりに義歯を新調
いつも物腰が低く、にこにこされながら来院されるMさん。13年前に私が作った義歯も修理を繰り返してガタガタになってきていた。3年前くらいから作り変えを提案してみたが、古い義歯に愛着があるらしく却下されてきた。今回ようやく「そろそろ作り変えてく...