ソケットプレザベーションと前歯部インプラント(8年経過例)

Y新聞社のGさん。前歯が1本歯根破折となり、抜歯しなければならなくなった。欠損となる部位の両隣りがすでに補綴されている歯(被せ物がしてある歯)であったのでブリッジも勧めてみたが、インプラントとなった。抜歯と同時にソケットプレザベーション(抜歯穴骨補填術)を行い、数ヵ月後に骨化を確認後インプラントを埋入した。もう少し口蓋側よりに位置どりをすれば、より審美的になったと考えられるが、当時の情報、知識、技量では精一杯だった。患者さん自身は満足されているが、術者本人は今から思えば改善の余地が多い症例である。

 抜歯直後

 骨補填剤を充填し、将来のインプラントに備える

 骨補填剤が逃げないように膜で覆う

 インプラント埋入直前

 骨化を確認しインプラントを埋入

 補綴後 患者さんは満足されているが、歯頚ラインの不揃いが気になる

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