学生が講義の点数をつける

数年前からだと思うが、医科歯科大学では学生が講義の点数をつけるシステムがあるそうだ。「退屈な講義だ」と低点数をつけられた講師は何かぺナルティーでもあるのだろうか。私自身は、立場の違い、上下関係、年齢の差はあっても、頭のいい、それなりの人間から納得のいくコメントをもらうことは決して嫌いではない。(どうしようもない者から偉そうに勘違いも甚だしいコメントを受ける時ほど腹立たしいことはないが・・・)あさっての講義は30人程度の女子学生を相手にするのだが、変に彼女らに好かれようと思ってもしょうがないし、これまで自分が聞いてきた名講演を参考にしながら講義を組みたてようと思う。昔、私の頃は90分授業だったが、大学の教育委員会の方で「そんなに集中力がもつはずがない」とのことで50分1コマになったそうである。今年も2コマ担当である。講義後の評判を後輩の准教授A君にこっそり聞くことにしよう。こっちは年々年をとるが、教える学年は毎年同じなので、どんどんお互いの年齢差が広がっていく。6年前に初めて非常勤講師として講義した時は、ラブレターとまではいかないがハートがときめくような質問用紙をもらったものだが、今はそうもいかない。。。。ため息をついてばかりでは、ますます加齢臭のする講師になってしまいそうなので、気を取り直していこう。さきほどまでFacebookでイギリスの歯科学生とチャットしたところで、一瞬とはいえ、若返った気がした。(長谷川)

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