母校の東京医科歯科大学で、朝9時から講義をしてきた。お相手は歯学部口腔保健衛生学科2年生の女子学生約25名(男性1名)であった。講義の上手な人が時々時計をチェックして、話すペース配分を自在にコントロールしている様が頭にイメージされていたので(今までもしていたつもりだったが・・・)、ちょっと進行のスピードが遅いなと思っても慌てず対応できた。最後はアメリカで研修した話とかの時間が余った時用の雑談スライドでまとめあげた。
河合塾の偏差値によれば、本学歯学部歯学科が61、歯学部口腔保健衛生学科が58とさほど変わらない。彼女らのような4年生のある程度優秀な学生が卒後、資格は取得しても歯科衛生士にならないだろうと思いきや、意外にも、なりたいと思う人を挙手してもらったところ6人手が挙がった。当院の紹介スライドを何枚か入れておいたところ、講義終了後、たまたま帰りのエレベーターで一緒になったかわいらしい学生2人に「きれいな診療室ですね。どのくらいの広さなんですか?見学に行っていいですか?」などと聞いてくる。「大学院に行きたいとか、研究したいとか学者肌の人もいますけど、衛生士になりたい気持ちはありますよ。2年後、先生のところが募集するならお願いします。」などと言ってくる。
すっかり気分を良くして、お茶の水から東京駅に移動し11時半から診療を開始した。(長谷川)