今週末は、東京の神田で、咬み合わせのセミナーがあります。講師の先生は御歳76才ですが、お元気で、韓国でもセミナーをされています。特徴は、総入れ歯の患者さんがいらして受講生の目の前で、各治療のステップを見せてくれるところです。無論、その裏にある卓越した咬み合わせの理論の講義もあります。
インプラントと違って、総入れ歯は患者さんが受け入れられなければ、簡単に自分ではずすことができます。そういった意味で、患者さんや受講生の前で恥をかくわけにはいかないというプレッシャーがあるのではないかと思うのですが、さすが、大ベテランの先生ですので、かなり難しいケースでも患者さんや受講生を感動させるような入れ歯を作ってきたようです。
ハングル語ができる先生ですが、韓国でやる時は、「患者さんとの微妙な意思の疎通がやりずらい原因だ」と、おっしゃっていました。
この先生のセミナーは何度も受けていますが、そのたびに新しい学びがあります。そのせいか再受講する歯科医が多いのも、このセミナーの特徴です。セミナーを通じて親しくなった先生方と会えるのも楽しみの一つです。あす、あさっても、楽しみです。