仙台で開業の御歳76歳になる阿部晴彦先生の咬合セミナーの新規インストラクターに昨年末に任命されました。そして今回、先週末にデビューを果しました。咬み合わせが大事だとはよく言われますが、どうやって理想的な噛み合わせを実現するのかは諸説混沌としたところがあります。阿部先生はその昔、USCで米国というよりは、当時の世界屈指の補綴の神様といわれる複数の歯科医に師事し、その後ご自身で開発された器材で、実際の患者さんで理想の咀嚼器の実現を求めてきました。私は自分の患者さんに、教わった技術を微力ながら還元してきたつもりですが、今年から若手の歯科医の方にそのフィロソフィーを伝えていかなければなりません。それだけ年を取ったということなのでしょうが、自分の患者さんだけでなく、若い歯科医の方々にも役に立てるように今後とも精進したいと思います。来週末はチーフインストラクターの方のインストラクター講習なるものが開かれる予定です。無論出席です。診断器具も進化しているので、追従していかなければなりません。
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