4月8日、9日は阿部晴彦先生主催の総義歯、有歯顎フルマウスのための咬合セミナーが東京神田で行われた。今回もインストラクターの一人として参加した。役割は主に再受講生の分科会で症例を提示することと、受講生の症例に対してコメントすることである。阿部イズムを長年実践され、常に高いレベルで臨床を行われてきた江東区開業の上川明久先生を中心として行われてきている。今年も活発な議論、情報交換を通じて、お互いのレベル向上に繋がればと思う。
今回は買い替えたばかりのパソコン(Panasonic CF-SZ6)で初プレゼンした。動画がサクサク動くことは無論、パワーポイント上で動画を変換しなくても直接貼り付けられ、様々な編集ができるのがありがたい。特に画像範囲(時間ではなく)のトリミングができるのがさらにありがたい。軽くコンパクトなのでビジネスバッグに入れて持ち運ぶのも苦にならない。バッテリー駆動時間も長い。
一人で臨床をしていると、どうしても情報の偏り、情報量の限界が出てくる。これを補うには、多くのドクターの前で症例を提示しながら、討論をお願いするのが有効だと思う。今回は貯留嚢胞を伴うサイナスリフト(上顎洞底挙上術)の是非について、経験者のドクターや口腔外科専門医から貴重な情報を得ることができた。他のドクターからも「楽しい時間だったですね」と言ってもらえた。
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