咬合再構成の途中(東京大手町勤務歯科医のインプラント・サイナスリフト・咬合再構成ブログ)

 60代女性の患者さんです。全体の治療を希望されて来院されました。治療を開始して1年経ちました。まだ途中の段階ですが、全体の雰囲気はほぼ完成しつつあります。個々のパーツを今後煮詰めていく所存です。以下の順に述べさせていただきます。

  • 術前と治療途中のお口の中と石膏模型での変化
  • 左右上の奥歯にインプラントを入れる前のオペ
  • まとめ
目次

1.術前と治療途中のお口の中と石膏模型での変化

術前は虫歯や歯周病、歯の無いところが散在していました。咬むところが少ない状態でしたが、見た目の改善と咬めるようにすることが急務でしたので、残せる歯を土台にしてブリッジタイプのプラスチックの仮歯で、とりあえず咬み合わせを落ち着かせました。ここから細かい部分の治療に入っていきます。

2.左右上の奥歯にインプラントを入れる前のオペ

仮歯で咬み合わせを落ち着かせた後、上の左右の奥歯にインプラントを入れたいのですが骨が薄かったので骨を造るオペが必要でした。サイナスリフト(副鼻腔内造骨術)と呼ばれる処置です。手術時間は約1時間、費用は35万円で行っています。副鼻腔内に骨を誘導する材料(骨補填材)を入れて半年待つと硬い骨に置き換わります。先日片側はインプラントが2本埋入できました。もう片方にも同様の治療を行っていきます。

3.まとめ

はじめはオペを怖がられていらっしゃいましたが(当たり前ですが・・・)、仮歯で見た目が良くなり、咬めるようになってきたことでご希望が膨らんだのか患者さんご本人からオペを希望されました。今後、治療は長期に渡りますが、患者さんの勇気と期待に応えられるように、ゴールまで一歩一歩着実にステップを積み上げていきたいところです。

頑張らねば

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