当院の他のドクターからの依頼ケースです。歯科医の間でも経験や勉強してきた内容によって得意、不得意が出てきます。私はインプラントを前提とした骨造りを勉強してきましたので、骨造りをやらない他のドクターから依頼されることが時々あります。逆に根管治療で難症例を私の方から他のドクターで大学病院の根管治療外来に在籍していたドクターに依頼することがあります。また難しい親知らずの抜歯は大学病院から当院に週1回来ている口腔外科専門医に任せることが多いです。それぞれの得意分野を持った複数のドクターが在籍している診療所の強みと言えるかもしれません。今回依頼された患者さんは上顎の臼歯部にインプラントを希望されていましたがインプラントを支えるべく骨が不足していて副鼻腔内に造骨(サイナスリフト)が必要なケースでした。骨の壁が平均よりも厚く、ある程度の困難さが予想されましたが、さほど時間もかからず無事に手術を終えることができました。半年間、人工材料が骨に置き換わるのを待ってインプラントを入れていくことになります。
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