生卵でサイナスリフトの練習

明日は久しぶりにサイナスリフトのオペが入っている。しょっちゅうあるわけではないので、オペ前には感覚を戻すために、必ず生卵で練習している。生卵で100発100中うまくいけば、臨床では100パーセントうまくいくという話もあるが、臨床の方がいろんな制約があって(出血するとか、見ずらいとか)、結構大変だ。高速回転の昔ながらの機械で、生卵の中の膜を破らずに窓開けをする。生卵の殻が実際の臨床では顎の骨に相当する。最近はピエゾサージェリーなる超音波の機械がはやってきて窓開けも楽ちんになったという話をよく聞く。今日バイトに来てたN先生に聞いたら、「医科歯科大インプラント治療部ではピエゾから昔のやり方に戻った」とのこと。やはり手の感覚に勝るものは無いのか?2002年にミシガン大学に行ってまで覚えたこの手術。患者さんごとに解剖学的構造が異なるので、ちょっと慣れたからと言って舐めてはかかれない。前の晩は妙に緊張する。さあ早く寝よう。

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