骨づくり(歯周組織再生療法、サイナスリフト、垂直的造骨術)

 ご覧いただきありがとうございます。今回の患者さんに対しては、歯周病で失われつつあった下の奥歯の保存や、歯を失っただけでなく骨も大きく失った上の奥歯部分にインプラント埋入するための足場作りなど様々な骨造りを行った方です。骨補填材という材料が徐々に患者さんの骨に置き換わるには時間がかかります。術前から約1年後に、インプラントを埋入することができました。もうすぐ奥歯で咬むことができると思います。治療終了したら、またアップいたしますね。

下の奥歯2本の再生療法前と術後1年。黒い部分の骨吸収が白く見える新生骨で改善傾向が認められます。
術中の模様。歯根周囲の骨が歯周病によって破壊されている部分を廓清し、エムドゲインという専用薬剤と骨補填材で欠損部分を満たしました。
上顎洞(副鼻腔)は空気が入っているところで黒っぽく写ります。骨ができたところは白っぽく写ります。
サイナスリフト(副鼻腔内に造骨処置)を行っている様子と術前後のCT断面像の比較です。術前はぺらぺらの骨しかなく、これではインプラント埋入は不可能です。術後十分な骨が認められます。
歯周病で歯を失っただけでなく、歯の周囲の骨も大きく失い陥没していた部分を造骨し、地ならしをしてからインプラント埋入をしました。
術前とインプラント埋入前の状態。陥没していた部分が修正されているのがわかります。
造骨によって地盤を固めたことによりインプラントが埋入できました。
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