Bさんは58歳の女性です。咬み合わせや見た目が悪いので治したいとのことで5年前に来院されましたが、矯正治療やインプラント治療が入るので治療費が高額となり、その時は治療を受けることを断念されました。今年になり再び来院され全顎治療を承諾されました。いざ治療が始まってみると、矯正装置の違和感で食事に不自由さがあり、2キロ痩せたとこぼされていました。今まで崩れた口腔内のままで何年も過ごされてきたので、いきなりの慣れない状態はなかなかきつかったのだと思います。しかし治療開始からまだ2か月ですが、見た目が大きく変わり、徐々に咬めるようになってきたので治療に対するモチベーションは上がってきてくれたようです。こちらも当初の計画から、少しずつBさんの不快感を少なくするために、また予想外の歯の動きに対応するために、装置の変更を行わざるを得ませんでした。まだまだ直さなければならないポイントが多く残されています。毎日のように写真を見返しては、なんとか良い発想を絞りだそうとする日々です。
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