私の世代は、卒業当初はインプラントなんか邪道だと言われていた時代であった。それがあれよあれよと言う間に、当たり前の治療になり、30代の先生がどんどん新しい技術を学び、センスのいい先生はきれいな臨床例を雑誌やFacebookなどのWebに投稿している。インプラントが黎明期の頃は、ただ「骨に埋めてくっつきゃいい」的感覚だったのが、今や「如何に美しく、如何に早くゴールの補綴にたどりつけるか」の競争に入ってきている。昨日は、当院の伊藤医師に医科歯科大学インプラント治療部仕込みの技を教わりながら、治療を行った。受けてきた教育や環境が全く違うので大変新鮮だし勉強になる。今日は当院に来ている矯正専門医の東野医師から矯正についてのアドバイスをもらった。来週は小倉のS先生のセミナーで受講生のT先生の友達で九州大学理工学教室の先生と飲んでインプラントの表面性状最先端についての話を聞く予定である。T先生からはスタッフの管理についてのアドバイスもくれそうだ。いずれも新進気鋭の30代の先生方である。いいものはガンガン取り入れようと思う。明日は植野所長の奥さんの診療室を手伝わねばならない。グリーン車でひと寝入りできるとよいが。
伊藤医師に教わってインプラント補綴の型どり
大学病院レベルのシステム導入を目指す伊藤医師
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