優秀な後輩は財産

2009年9月12日2022年1月31日

　先日、東京医科歯科大学の後輩で現在歯学部准教授の新田君に歯周病に関することをいろいろ教わりに行った。彼はボート部の後輩でもある。　
スケーラーという歯石をとるための道具があるのだが、常によく研げた状態にしておく必要がある。そこでスケーラーの研ぎ方に関する彼の行っている講習会に参加しようとしたのだが20人以上もキャンセル待ちの状態であった。「長谷川さんなら個人レッスンしますよ。」との返答をもらったので、いそいそと大学の彼の研究室にお邪魔した。
道具の整備の仕方だけでなく、彼独特の歯周外科のやり方、歯周病に対する薬物療法の研究データなど最新の知見を授けてくれた。
「講習料はいくらだ？」「昔から世話になっているのでいりません。」「じゃ、飯くらいおごらせてくれ。」とのことで、最後は仕事の話以外でも盛り上がって終わった。
新田君以外にも私がボート部コーチ時代に指導した後輩で教授、准教授になった者は数名出てきている。すっかり抜かれた感がしなくもないが、こんな私でも、会えば今でも慕ってくれ力になってくれる。長くかかっていただいている私の患者さん同様、優秀な後輩の存在もありがたい。人は財産だなとつく付く思う。