3年前に他院のインプラントが乱暴だったから、こちらで診てほしいと言ってきた患者さん。勘だけに頼らず、阿部晴彦先生が開発した器具(下左右の写真)で模型を分析し、3次元的に顔貌と調和のとれた義歯とインプラント補綴を行いました(上左写真が術前、上右写真が術後2年)。遠方からの通院だったので、治療中も来院が途絶えがちでしたが、なんとかゴールできました。定期健診は治療中の来院状況を考えると、来ないかもしれないと半ば諦めていましたが、先日自発的に予約来院されました。苦労してこぎつけた咬合(かみ合わせ)を表現した全顎的な補綴物は、ある意味、作品(歯科医と歯科技工士の合作)なので何とか長期にもってほしいという願いはひとしおです。そういう方が治療が終わった後、調子がよくても自分で予約をとって診せていただけることは、非常にありがたいことです。
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