臨床アラカルト– category –
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臨床アラカルト
厳しい再生療法のケース
どう考えても抜歯のケース。患者さんの強い希望で再生療法を試みたが、手術中も、ほぼ抜けてる状態で、冷や汗もの。歯の保存という点では失敗する確率が高く、将来のインプラントに備えるための処置であると説明せざるを得なかった。(長谷川) 表側観 歯... -
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奥歯インプラント
左写真の左端に写っている金冠はインプラントだが、手前のインプラント埋入術中に脱落した。2本まとめてスイス製インプラントで修復した。来月は東京ビッグサイト会議場でインプラント学会がある。おーこれは!っと思えるような目新しい話題はあるのだろう... -
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根管治療
北九州で御開業の下川公一先生の「私の歯科医療人生40年間の記録」と題する講演会が、福岡で7月に予定されている。下川先生のレベルには、どうあがいても届きようが無いが、臨床に対する真摯な姿勢を見習い、記録はきちんと残しておきたい。あらゆるジャン... -
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前歯インプラント
また一人、前歯のインプラントが今日終了した。歯肉はもっときれいになっていくだろう。今後症例以外の記事は、私のプロフィールの所に貼ってあるアメブロにアップする予定なので、そちらをご覧いただきたい。「おまえのへたくそな症例なんか見たくねえよ... -
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歯周病と歯周組織再生療法
久しぶりの再生療法。歯周病で歯の周りの骨が溶けてしまった部位に、骨誘導材料を置いて失われた組織の再生を図るというもの。歯周治療の最前線治療を行っている指導医からもらったアドバイスを念頭におきながら、慎重に行った。夜はペントロンというメー... -
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再生療法
今日は、下奥歯の再生療法(歯周病で歯の周りの骨が溶けてしまったものを、ある程度元通りにする治療法)を行った。インプラント1本埋めるのに、10分もあれば終わってしまう事も多いが、再生療法の場合は1本で1時間以上かかる事も少なくない。要求される繊... -
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根管治療とCT
神経を取った歯は、ある程度の確率で、根っこの先に膿の袋ができてしまう。数年前に他院で行われた根管治療が予後不良で、紹介で来院されたNさん。抜歯となる可能性にも言及しながら、再根管治療を行った。治療後半年でレントゲン上で膿の袋が消えて、骨が... -
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副鼻腔内造骨(サイナスリフト)とインプラント
歯を失ってから、骨を造って、インプラントを入れて、被せ物をするのには時間がかかる。下のケースも初診から10カ月かかった。できるだけ早く治療を終わらせたいと思うのは患者、術者の共通の願いだ。インプラント治療を早く終了させる考え方は、以前から... -
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再生療法の準備
前歯がぐらぐらだったHさん。典型的な歯周病だ。歯肉と歯根の間に潜り込んでいる歯石をとる基本治療で、歯茎がしまって、揺れが少なくなった。歯周ポケットも減少した。ただ、これだけでは歯を支えている溶けてしまった骨は再生しない。この後、連休明けに... -
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インプラント埋入前の根管治療
前歯の欠損にインプラントを入れたいが、隣の歯の膿の袋(左写真の根っこの先から広がっている黒い部分)が欠損部に及んでしまっている。このため、根管治療後に骨が再生するのを待っていたケース。根管治療後6カ月で、ようやく改善の兆しが見えた(右写真...