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臨床アラカルト
サイナスリフト(本来)禁忌?症例
左上奥にインプラントを希望されていたAさん。骨量がなく、副鼻腔内に造骨(サイナスリフト)をしなければならなかった。しかしCTでは炎症様の像があり、教科書的には禁忌症例であった。横浜市立大学の耳鼻科医K先生とタイアップし、手術しても大丈夫との... -
臨床アラカルト
遊離歯肉移植
歯肉は顎の骨にくっついていて動かない不動粘膜(付着歯肉)と、頬や口唇とつながっていて動く可動粘膜がある。天然歯やインプラントの周囲には2㎜以上の不動粘膜があったほうが望ましく、炎症が起こりにくいと言われている。この症例ではインプラント(写... -
臨床アラカルト
ソケットリフト10年後
4か月ごとに定期健診に来院されるKさん。2001年に私が初めてソケットリフトを行った。骨頂から上顎洞底までの距離が5ミリしかなく10ミリのインプラントを入れるために行ったものである。術後、慢性の上顎洞炎が急性化し、抗生剤で鎮静化した。骨は十分にで... -
臨床アラカルト
ホワイトニング 歯の漂白
50歳代後半の男性の患者さんでホワイトニングを希望された。当院で勤務していると、ホワイトニングは若い女性ばかりが望むのかと思いきや、そうでもないようだ。 術前 術後 -
その他
コンポジットレジン修復
矯正治療が終わったばかりのMさん。前歯部の空隙が気になるとのことでコンポジットレジン修復を望まれた。まったく歯を削ることなく修復したが予後はどうか。ものが言えるのは、少なくとも5年以上は経過していないと話にならない。5年後に同症例の写真をア... -
その他
東京矯正歯科学会春季セミナー「睡眠時呼吸障害について」
4月14日、有楽町朝日ホールで東京矯正歯科学会春季セミナーが開催された。話題が睡眠時呼吸障害についてだったのと、大学のボート部の後輩である東京医科歯科大学教授の小野君が3人の演者のトリをつとめるとあって、参加してきた。彼の話によると、本来、... -
臨床アラカルト
総入れ歯とインプラント(17年目)
17年前に総入れ歯が安定せず食事がままならないとのことでいらしたSさん。入れ歯を作り変えて安定させた後に、インプラントを下顎に2本埋入した。Oリングで入れ歯のさらなる安定化を図った。Sさんは満足され、半年ごとにOリングゴムの交換を行ってきた。今... -
臨床アラカルト
一見なんでもないように見えても・・・
歯周病は無症状で進むことが多い。定期健診は無論のこと、問題が生じた場合には早めに対処したほうがよいことは言うまでもない。 一見なんでもないような右上犬歯。歯周ポケットが深いので外科処置をすることに。 根面に歯石が残存している。骨吸収が... -
臨床アラカルト
感染根管治療前後のCT
難治性の根管治療のCT撮影が保健に導入された。患者さんにとっても医療従事者側にとっても福音である。3次元的なものを扱う歯科にとって、2次元的な従来のレントゲンだけでは診断に限界があった。CTの活用で診断力の向上を図りたい。また患者さんには画像... -
臨床アラカルト
インプラント周囲炎後のリカバリー
とある国産のメーカーを平成5年より、使用してきたが、3年前にモデルチェンジされてから時折インプラント周囲炎にでくわすようになった。これ以上、患者さんにご迷惑をおかけするわけにはいかないので、現在はヨーロッパのメーカー(世界シェア2位)の...