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臨床アラカルト
インプラント失敗のリカバリー
インプラント周囲炎は患者さんにとっても術者にとっても、術者が数をこなせば、ある一定の割合で生じる避けて通れない頭の痛い問題である。インプラントの脱落率を少なくするための知識と技量の研鑽はもとより、失敗した場合のリカバリーも責任を持って行... -
臨床アラカルト
GBR(骨造成)症例
歯周病が進行し、抜歯となった症例。抜歯後半年ほど待機したが、CTにて抜歯した穴が骨で埋まっていない事を確認した。これ以上待機してもインプラント埋入がいつまでたってもできないと判断し、GBR(骨造成)を行った。 抜歯後6カ月で自然治癒を期待した... -
臨床アラカルト
前歯部インプラント
歯根破折で抜歯となった症例。ソケットプレザベーション(抜歯後の穴に骨造成を行う術式)後、インプラント埋入。患者さんは満足されているが、「埋入深度がもっと深ければ、より審美的になった」と術者は悔し涙。 (術前) 写真左から3番目の歯は割れ... -
その他
つかぬ間の休日
先々週末はインプラント学会の関東支部会、今週末は九州小倉でセミナー受講の予定であり、先週末はつかの間の休日であった。千鳥が淵の桜を見に行ったが3部咲きといったところで、土曜の午後であったが、満開時に見られるような人だかりは影を潜めていた。... -
臨床アラカルト
歯周組織再生療法
歯周病は歯の周囲の組織が細菌等に侵されてしまう疾患である。エムドゲインというエナメル質のタンパクを清掃した歯根の表面に塗布すると、失われた歯周組織が再生するという治療法がある。夢の治療法のように聞こえるがその歴史は浅く、再生とはいうもの... -
その他
基礎医学に基づいた根管治療
北九州小倉のS先生のセミナーに通い始めて、来週で早いもので半分受講したことになる。S先生の優れているところは、単に技術を教えるのではなく、その理由づけとなる免疫学、分子生物学等の理論が根管治療の手技の中に盛り込まれているところにある。 根管... -
その他
最近のセミナー受講、発表、その他の状況
3月11日の地震の影響で、その日の福岡行きの便はキャンセルとなったため、12日13日の下川ベーシックセミナーは肝心の実習の部分が受講できなかった。12日の午後3時の便がやっととれ、現地に到着したのは6時半ごろであった。13日は免疫学、遺伝子工学的見... -
その他
労務管理とインプラント裏話講演会
金曜夜は東京歯科保健医協会が主催する労務管理「採用から退職まで」の講習会を受講した。講師は労働監督基準局の主任の方であった。集まった歯科医は多く、みんな人の問題で頭を悩まされていることがうかがえた。通り一遍の話になるとおもいきや、実践的... -
その他
経基臨
「経基臨塾」という歯科会の大御所、北九州のS先生が主催する勉強会がある。経営、基礎、臨床の3つのバランスが大事ということを文字って命名したとのことである。 いくら勉強して知識や技術を習得しても、それらを発揮するための患者さんがいなければ... -
その他
職業観 社会貢献
「プロフェッショナル仕事の流儀」というNHKの番組がある。各界で活躍している人物に焦点を当て、その人がこれまで歩んできた職業人生と職業観を紹介している。ここに登場する人たちは、それぞれ自分の仕事の意義を自覚して、今の仕事を長年続けている。 ...