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臨床アラカルト
根管治療とCT
神経を取った歯は、ある程度の確率で、根っこの先に膿の袋ができてしまう。数年前に他院で行われた根管治療が予後不良で、紹介で来院されたNさん。抜歯となる可能性にも言及しながら、再根管治療を行った。治療後半年でレントゲン上で膿の袋が消えて、骨が... -
臨床アラカルト
副鼻腔内造骨(サイナスリフト)とインプラント
歯を失ってから、骨を造って、インプラントを入れて、被せ物をするのには時間がかかる。下のケースも初診から10カ月かかった。できるだけ早く治療を終わらせたいと思うのは患者、術者の共通の願いだ。インプラント治療を早く終了させる考え方は、以前から... -
臨床アラカルト
再生療法の準備
前歯がぐらぐらだったHさん。典型的な歯周病だ。歯肉と歯根の間に潜り込んでいる歯石をとる基本治療で、歯茎がしまって、揺れが少なくなった。歯周ポケットも減少した。ただ、これだけでは歯を支えている溶けてしまった骨は再生しない。この後、連休明けに... -
臨床アラカルト
インプラント埋入前の根管治療
前歯の欠損にインプラントを入れたいが、隣の歯の膿の袋(左写真の根っこの先から広がっている黒い部分)が欠損部に及んでしまっている。このため、根管治療後に骨が再生するのを待っていたケース。根管治療後6カ月で、ようやく改善の兆しが見えた(右写真... -
その他
ストレス
講義中心のセミナーだと、眠くなるだけで、身にならない事が多い。先週末の「咬み合わせセミナー」は実習中心で、インストラクター、アシスタント技工士、受講生が1日中動き回る状態であった。おかげさまで、だいぶ頭の整理ができたし、本に記載されていな... -
その他
明日から咬合セミナー
咬み合わせが、いいとか悪いとかいうが、いい咬み合わせの定義は、結構あいまいであったりする。明日受講の歯科医の世界では御大である阿部晴彦先生の咬合セミナーは、混沌した世界の咬合理論の歴史の中で、理想の咀嚼器を実際の口腔内で構築するのはどう... -
臨床アラカルト
インプラント周囲炎、歯周炎での造骨
奥歯の欠損をインプラントで再建したいが、過去のインプラント周囲炎と歯周炎で骨がオリジナルの状態から広範囲に溶けてしまっているため、骨造りから始めなければならない症例。ようするに、マイナスからのスタートだ。 福岡天神で開業の手術の神様と言わ... -
臨床アラカルト
インプラント2次手術
歯医者は頭も使うが、なんといっても手が動かねば話にならない。手術も日が開いてしまうと、感覚が鈍ってしまいがちだ。スポーツなら自分で時間さえあれば、いかようにでも練習できるのだが、手術となると、定期的に手術の患者さんが来てくれるとは限らな... -
英語学習
英語発音講座
昨晩は、新宿住友ビル内にある朝日カルチャーセンターで行われた英語発音講座の第一回に参加した。 参加のきっかけである講師の松澤喜好先生の英語発音サイトに出会ったのが10年以上前の事になる。リスニングの力をつけたいと思った時に、多くの英語の先生... -
その他
プレゼン
2月に福岡博多で行われた「上水塾」と称する歯周病勉強会での発表の写真が送られてきた。 発表15分、質疑応答15分だった。 主催の水上哲也先生(福岡県開業、日本歯周病学会指導医)から、声の響きはやさしいが内容は鋭い指摘がバシバシ飛んでくる。 懇親...