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犬歯インプラント
1年前から、歯周病治療を始めたKさん。右上犬歯はぐらぐらで、保存不可能な状態だった。抜歯し、造骨、インプラント埋入、歯肉移植を行い、仮歯を調整して、本歯を装着した。論文上では歯周病であっても管理されていればインプラント成功率には影響しない... -
北軽井沢のとうもろこし
元、国営放送アナウンサーで現在フリーランスの同時通訳者Nさんが、今日、北軽井沢からトウモロコシをお土産に持ってきていただいた。Nさんに言わせると、甘くてうまいから是非食べてもらいたいとの事。スタッフ1人当たり2本づつの量という重い思いをされ... -
歯周病勉強会@水道橋
先週土曜日は、久しぶりに東京歯科大学の図書館で行われる歯周病勉強会に参加した。今まで、小倉の下川先生のコースとことごとく日程が重なっていたため出席できなかった。今回はホットなトピックであるインプラント表面の紫外線活性化に関する論文抄読と... -
教科書的にはサイナスリフト禁忌症例のはずだが・・・
Sさんは左側の副鼻腔に空気が入るスペースがCT上ではほとんどない認められない。こうした場合は教科書的にはサイナスリフト(副鼻腔内造骨術)の適応症ではない。しかし、とある大学の耳鼻科の教授は、手術は問題ないとのことだった。Sさんには途中で手術... -
カメラがどんどんお利口さんに
私の英語の先生は英国人のジャーナリストである。彼に教わるまで、TIMEを読むようにしていたのだが、ある日、彼曰く「TIMEは内容的に今一だ。The Economistを読んだ方がいい」とのと。「なんか名前からして経済誌みたいで内容的に偏っていそうだし、俺は経... -
旅客機への効率的な乗客の乗せ方
歯科臨床の勉強をするために、しょっちゅう九州へ飛行機でいくようになって10年以上になる。私の利用する航空会社は一時期経営が危ぶまれていて、たまったマイレージがどうなってしまうかなどと自己中心的な心配をしていたものである。そんな中、旅客機へ... -
ドーナツ革命
JALの季刊誌AGORAのコラムはなかなか読ませるものがあり、各コラムニストの文才がにじみ出てくるのを読んでいて良く感じる。話題の取り上げ方、文章の展開力、結論の出し方など、ちょっと他のエグゼクティブ雑誌にはないきらりと光るものを感じさせる。読... -
再生療法1年後
遠方から歯周病のメンテナンスで来院されるNさん。1年前に行った再生療法の結果を確認するためにレントゲンを撮った。術前では、真ん中に写っている歯の右側の支えている骨が楔状に溶けているのがわかる。今回のレントゲンで、ある程度の改善が認められた... -
データがもらえない
睡眠時無呼吸症候群で紹介されてきたDさん。いびきは奥様の話ではマウスピースでぴったり止まったという。重症の無呼吸なので、紹介元の病院でマウスピースを装着した状態で検査をすると思いきや(紹介状にも再検査の旨が書いてある)、Dさんの話では、い... -
詰め物のやり変え(ダイレクトセラミック)
48歳男性。下前歯の詰め物が汚らしいとのことで来院された。まず、古い詰め物を除去した。健康保険の場合は単色のプラスチックの詰め物を、がばっと詰めるだけなので色が合わないことも少なくない。ダイレクトセラミック(保険適応外、1本1万円~)は、何...