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臨床アラカルト
総義歯はアート?
2008年水戸で行われたSAEY咬合研究会で発表した症例。患者さんのKさんは、S金属に勤める御主人の紹介だ。横浜の方からわざわざいらっしゃる。横浜にも歯医者はいっぱいだろうに・・・ありがたいことだ。上下とも総入れ歯で、上は何度も割れる、上下とも合... -
臨床アラカルト
歯周外科と口腔内写真
前にもこのブログに登場したKさん。今回で歯周外科は4回目である。1回あたり1時間から1時間半はアポをとらないと歯肉を極力丁寧に扱い、根面および骨面を清掃するのは困難だ。インプラントで骨がそこそこあって1本であれば30分もしないで終わってしまうケ... -
英語学習
セベ・バレステロスとhard graft
英国雑誌「The Economist」の記事から。スペインの往年の名ゴルフプレーヤーであるセベ・バレステロスが5月7日、脳腫瘍で54歳の生涯を閉じた。米国をはじめ多くのプレーヤーが幼いころからの英才教育を受けているのに対し、バレステロスは貧困の家庭で生ま... -
臨床アラカルト
EPICで学んだ再生療法
東京駅周辺は言うまでもなく、日本を代表する企業の本社機能が集結している地域である。従ってメインの患者さんは東京駅周辺の各企業で勤務されている方が中心だが、ご家族の方を紹介していただける方も少なくない。地元の歯医者にかからず、電車で1時間も... -
臨床アラカルト
74歳の歯周外科
74歳のIさん。未だに健康診断では優良で内科的な持病も特にないという。Iさんの方から「先生元気?なんか最近痩せたねえ」とこっちが心配される始末である。そんな元気なIさんだが、残念ながら歯は欠損があり、残りの歯も歯周病に罹患している。一生なんと... -
臨床アラカルト
インプラント周囲へ歯肉移植
証券マンのYさん。下顎臼歯部にインプラントを入れて仮歯まで入ったところで、インプラント周囲の付着歯肉(骨にがっちりついた動かない歯肉)が足りないので口蓋より歯肉を移植した。少しでもインプラント周囲炎の確立を減らしたい。 術前 頬を引っ張... -
臨床アラカルト
13年ぶりに義歯を新調
いつも物腰が低く、にこにこされながら来院されるMさん。13年前に私が作った義歯も修理を繰り返してガタガタになってきていた。3年前くらいから作り変えを提案してみたが、古い義歯に愛着があるらしく却下されてきた。今回ようやく「そろそろ作り変えてく... -
臨床アラカルト
インプラントと小範囲の骨造成
M銀行のNさん。見かけは怖いが、話してみるといい人である。3か月ごとにメンテンスで来院されるが、元々歯周病が重症化していた歯は限界がきてしまう。歯周病は歯の周囲の骨が溶けてしまう病気なので、脱落するまで歯をおもりすると、次にインプラントしよ... -
その他
美人店員Eさん
メガネ屋さんの美人店員Eさん。Eさんのお客さん(M銀行のAさん)の紹介で来院された。主訴は前歯の審美障害だった。形も気になっていらっしゃり、仮歯で何度か気にいる形まで煮詰めてからセラミック冠で修復した。先日、2年ぶりに歯石を取ってほしいとの... -
臨床アラカルト
総義歯医療のむずかしさ
インプラントが花盛りの昨今、総義歯製作を苦手にしている歯科医は多いと言われている。私は、仙台の総義歯の大家A先生に教わった技法を数年前から取り入れ、苦手だった総義歯を克服しつつある(かな?)。総入れ歯というと、型とって入れればそれで終わり...