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臨床アラカルト
インプラント周囲骨造成と歯肉移植
東京八王子からいらっしゃるYさん。インプラントを埋入し、インプラント表面が露出した部分に造骨処置を行った。仮歯を入れて、インプラント周囲に付着歯肉(骨とくっついている動かない歯肉 これがあるとインプラント周囲に炎症が起こりにくい)が無いの... -
臨床アラカルト
K先生の刺激
私の尊敬する先生の一人のK先生。私より年下だが、知識、技術、情熱、ルックスとすべての要素において、かなわない。「新世紀エヴァンゲリオン」というアニメにでてくる加地さんのような存在だ。FacebookのK先生のページにマイクロスコープを使っての歯周... -
臨床アラカルト
睡眠障害と歯科(International Journal of Sleep Medicineから)
忙しい毎日の中で、どうしても睡眠時間を削らなくてはならなかったりすることはあるだろう。しかし、慢性的な寝不足が続くと、仕事のミスや事故につながったり、生活習慣病やうつ病になるリスクも上がると言われている。 睡眠不足の際に、いったいどの程度... -
臨床アラカルト
前歯の詰め物
前歯の詰め物の変色が目立ってきたK銀行のFさん。レイヤリング(様々な色を積層していくこと)において、バックの色や厚みを見直す必要があるか。審美歯科で活躍されている福岡のH先生のセミナーノートをもう一度見返してみよう。 -
臨床アラカルト
基本の積み重ね
その昔、空手の道場に通っていた時の話。塾長が「極真空手が一時期レベルが落ちた時期がありましたが、上級者でも基本稽古を重要視することにより再びレベルがあがりました。基本に帰ることは、やはり大事なのです」と言っていた。元極真空手ニューヨーク... -
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今日のオペ
欠損部に部分入れ歯が入っていたHさん。インプラントを望まれて他院に行かれたが、相当な高額を提示され、ご主人の紹介で当院に来院された。当院の価格提示で納得された。もともとスモーカーであったが、喫煙でインプラント成功率は落ちるとの話をしたとこ... -
臨床アラカルト
喫煙者の造骨は鬼門(その2)
数年前に、喫煙者に造骨手術をして失敗したケースの2つ目。この失敗と学会等からの情報を基に、これ以降喫煙者で造骨を望まれても断るか禁煙してもらってから造骨手術を行うようにしている。 右側のインプラントのねじ山が露出している 露出部に骨を造... -
臨床アラカルト
喫煙者の造骨は鬼門(その1)
数年前、まだ喫煙者にインプラント関係の手術、特に造骨手術の際に「非吸収性の膜を使用すると、ほとんどの場合、膜が術後に露出して骨ができないという失敗をする」ことが、あまり言われていなかった。これは、その頃のケース。福岡の手術の神様Y先生の今... -
臨床アラカルト
骨粗鬆症の薬が歯周病に有効か?
アメリカ歯周病学会雑誌からインドの国立大学のグループが行った臨床治験の話。骨粗鬆症の薬であるビスフォスフォネート(以下BP)は、骨を食べる破骨細胞の働きを阻害し、骨密度の低下を妨げようとする薬である。骨粗鬆症も歯周病も骨が破壊されてしまう病... -
臨床アラカルト
インプラント周囲炎脱落症例リカバリー
とある伝統の長い国産メーカーのインプラントが約4年前にモデルチェンジしてから成績が若干悪化した。この症例は当院で行い、補綴後3年弱で地元の歯科医院でメンテナンスを受けていたにもかかわらず脱落したものである。CT上で脱落後3カ月では、ほとんど...