基礎医学に基づいた根管治療

北九州小倉のS先生のセミナーに通い始めて、来週で早いもので半分受講したことになる。S先生の優れているところは、単に技術を教えるのではなく、その理由づけとなる免疫学、分子生物学等の理論が根管治療の手技の中に盛り込まれているところにある。
根管治療は保険点数が諸外国に比べて極めて低く、診療報酬は米国の10分の1、シンガポールの5分の1、あるいはもっと低いのではと言われている。従って、経営上はどうしてもインプラントに走らざるを得ないのが、日本の歯科医のホームページから感じ取れる。
しかし、正直言って、通常のインプラントより根管治療の方がはるかに困難で手間がかかる。すべてとは言わないが、抜いてインプラントにするより、根管治療で直せてまたしばらくその歯が使えることの方が価値があることは言うまでもない。
つい先日、今までどうしても症状がとれなかった歯を抜かずに、S先生に教わった手技で直せた時の興奮は忘れられなくなりそうだ。自分も謙虚に基礎医学を学びなおし、S先生のように臨床に直結する応用能力を身につけたいものだ。うーん、いつになることやら。という事で難解な専門用語をイラスト入りで漫画風にわかりやすく解説された本を探したところ見つけたのがこれである。

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(2010/08/11)
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