島田紳助氏がお笑いタレントの養成学校で講演したDVDが市販されている。若手の将来プロの芸人を目指す生徒に対して行われたものだが、「他のジャンルの人が聞いても結構ためになる」とどこかで読んだので3年前位に購入した。
人には、才能が1~5段階、努力が1~5段階あるという。才能5の人が5の努力をすれば、5×5=25となるのだそうだ。才能が5であっても、努力が1であれば、スコアは5だが、才能が3でも努力が4となればスコアは12となり前者を大きく上回る。島田氏によれば、若手芸人でも自分が才能があると思い込んでいる人間が多すぎるので、ある程度釘をさす意味で言ったようである。
歯科医の世界で考えれば、小倉の下川先生や下川先生が唯一認めているといわれるM先生らは、間違いなくスコアは25だろう。野球でいえばイチロータイプで、いわゆる「才能がある人が努力されたらかなわないな」と思わせるタイプである。
俺はどのくらいかなあ。才能3で努力4くらい?思いあがってるかな。仮にスコアが12だとしても下川先生の半分以下だ。才能は変えられないので(今後開花するという期待はもてないだろう?)、努力でカバーしたいところだが。。。。息子が作ってくれたモンブランを食べながら、いろいろ思考をめぐらすと、なんとなくむなしくなってくる。幸い「むなしさ」は「おいしさ」にかき消されていくようだった。(長谷川)