人間は他人の評価でしか生きられない

プロ野球楽天イーグルスの山崎武司選手は今年でチームを去る。彼の本は数年前に購入したのだが、このニュースが流れたのでふたたび手にとってしまった。冒頭に野村克也氏の特別寄稿がある。その中に「人間は他人の評価でしか生きられない」というのがある。
「人間は他人の評価で生きている。人が自分をどう見ているかによって、地位や待遇も決まるのに、多くの人は自己愛が強く、自分を高く評価して生きようとする。そこにギャップがある。「自分は自信がある」と言っても、人がどう見ているかによって、扱われ方も違ってくる。その原則論を肝に銘じて、日々生きなさい」と選手に教育するという。
「歯科医やスタッフは患者さんの評価で生きている。患者さんが歯科医やスタッフをどう見ているかによって、地位や待遇も決まるのに、多くの歯科医やスタッフは自己愛が強く、自分を高く評価して生きようとする。そこにギャップがある。「私は頑張っている」と言っても、人がどう見ているかによって扱われ方も違ってくる。その原則論を肝に銘じて、日々診療にあたりなさい。」と言われている気がした。こう考えると、人事評価表の自己評価を記入する手が止まってしまうのは私だけだろうか。(長谷川)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次