先週末、土曜日は東京歯科大学水道橋病院で行われている歯周病勉強会に参加した。卒後3年の若い先生が英語論文と、自分の症例をだして、参加者全員で白熱した討論が行われた。来月は私が論文抄読当番だ。発表と討論の時間を合わせて1時間半もあるので、時間配分をどうするかが自分では未知の経験なので、いろいろ考えないと。卒後26年の私にとって、卒後3年の先生の威風堂々たる発表風景が非常に参考になった。この会に所属してから、初当番なので重箱の隅をつつくように英語論文を理解しないと、いろいろ突っ込まれるので大変だ。また、この後のもう一人の先生の症例発表では、抜歯した歯を砕いて骨造りに応用する方法が紹介された。それ以外にも、様々な最新情報が提供され、時間が足りない状態で閉幕となってしまった。また会を改めて、続きが行われる予定。
日曜日は、某社の開業セミナーに参加した。卒後に企業系の診療室に勤務している同級生に会ったことがあるが、彼らには失礼だが、共通して言えるのが井の中の蛙状態に近いことだ。とかく企業系の診療所に長く勤務していると、医者もスタッフも親方日の丸的な腐敗した精神状態に陥り、経営的な感覚が麻痺してしまいがちだ。セミナーの講師曰く、「患者さん目線。それだけなんです。」。これを基本概念として、様々な具体例が示され、松翁会歯科がサバイバルゲームに勝つ上で多くのヒントを得た。
体調がすぐれない中、なんとか週末を乗り切った。風邪だと思っていたが、どうも秋の花粉ということらしい。(長谷川)
水道橋歯周病研究会のひとこま
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