ボート部同期会と咬合セミナー

先週の金曜夜は、大学時代のボート部同期で医学部出のN君、K君、歯学部出のB君とで新丸ビルの日本料理屋で笹岡という店で久しぶりに旧交を温めた。N君、G君とは大学4年の時にユニバーシャード日本代表でイタリアミラノに遠征した仲だ。4人とも健康には気を使ってか、お互い頭に白いものが混じりつつも、体型は現役時代の頃を維持している。当時キャプテンだったG君は、だいぶ偉くなっており、医学部同期の民主党議員S氏や歯学部インプラント治療部のボート部出身K教授らと共に今度会食するのだそうだ。皆それぞればらばらの道を歩んでいても、集まれば昔のままで、話していて心地よい。
週末は阿部晴彦という大家の先生の咬合セミナーを受講した。10年前にも受けているのだが、内容がその時よりも濃くなっている様子だったので再受講することにした。大学を卒業したての受講生がいて、彼の実習中のおぼつかない手つきを見ていると自分もそうだった頃を思い出した。まだまだとはいえ、自分の昔と今とでは技術の差は当然、雲泥の差である。しかし、保険での収入は同じだ。新入社員と部長の給料が同じ会社なんてあるんだろうか。ほんとに社会主義制度だなあ。
セミナー自体は大変ためになった。実際の患者さんでの阿部先生のデモは、76歳になった今もあざやかで、決めるべきところはバッシッと決めてくる。理想の咀嚼器構築を求めて努力しよう。日曜夜は、セミナー幹部の先生方と西麻布の日本料理屋で会食した。ふきのとうのてんぷらに春の訪れを感じた。(長谷川)


セミナーでの総義歯患者の模型

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