今年最初のセミナー

明日は六本木ヒルズで今年最初のセミナーとして参加する米国歯科大学同窓会主催の公開セミナーです。タイトルは「保存か?抜歯か?従来補綴とインプラントのボーダーゾーンを探る」です。

つい昨日も、とある男性患者さんで、虫歯で被せ物が脱離してきた方がいらっしゃいました。私がまだ使えると思ったその歯を「抜いてインプラントにして欲しい」とおっしゃいます。私は、「長期的にはもたないかもしれないが、今抜くのは惜しい気がします。もつだけもたして、それからインプラントという選択もありますよ。」と申し上げても、抜いてインプラントを希望されていました。

NHKのインプラントに対するネガティブ報道にもかかわらず、積極的にインプラントにしたいという方がいらっしゃる。昨日の方はインプラントにするには、抜歯後に骨造りもしなければならないことが予想されました。しかもインプラント周囲炎の問題があることを患者さんには、きちんと伝えなければなりません。

とりあえず、その日は抜歯をせずにおき、次回CT撮影をして検討してみましょうと申し上げました。明日のセミナーは、そんな状況の私に有用な情報をもたらしてくれることを期待したいと思います。歯科界のビッグネームも顔をそろえているようで、ちょっとわくわく気分です。森ビルの49階で行われるのですが、併設されている見晴らしのいい図書スペースとカフェも楽しみです。

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