歯科臨床界の大御所と言われている阿部晴彦先生の咬合セミナーに、インストラクターとして7月13日、14日の週末に参加してきました。阿部先生が、総入れ歯の患者さんに人工の歯を並べていく様を、実際に見る事ができ、私自身教える立場にいながらも大変勉強になります。御歳77歳になられた阿部先生ですが、たち振る舞いは50代と変わらないんではないかと思わせるほどの、お元気さでした。失われた歯をどこに並べるかを、勘ではなく、器具を使用して理屈に基づいて行っていく方法は、初学者にもわかりやすいと思います。未だに学校教育で取り上げられないのが不思議だと個人的には思います。土曜日の懇親会は体調不良の為、パスしようと思ったのですが、チーフインストラクターの大澤一茂先生の誕生会もかねると聞いて、参加しました。飲んでいるうちに元気が出てきました。大澤先生の「阿部先生が100歳になられる頃には、俺も上川(チーフインストラクター)も生きてませんから」と笑いを誘うご挨拶もあり、盛会に終わりました。楽しく勉強できる事は幸せなことだとつくづく思いました。私自身インストラクター1年目ということもあり、まだまだ受講生の方々の力に十分なれていないなと感じています。チーフインストラクターの方々の指導方法も見習いながら、精進したいと思います。
目次