根管治療で感染がとりきれない根の先だけをとって歯を保存(東京大手町勤務歯科医の歯根端切除ブログ)

上の犬歯の先が腫れて来院された方です。既に根管治療が上手にされていました。にもかかわらず、腫れてしまうという事は根尖付近の根管形態が側道の存在などで複雑になっていて根管治療自体の限界が考えられます。ここでは外科処置で根尖とその周囲の膿の袋をとってしまう方法をとりました。写真の最初の3枚は順に問題の歯の縦断面CT画像、根尖付近の横断面(根の先の輪切り)画像(根の周囲の骨がなくなり黒く写っています)、3次元構築画像(骨に穴があいている)です。それ以外の写真(こういうのに弱い方は見ないでください)はマイクロスコープを覗きながら行っている動画からの切り抜き画像です。
まず、感染している根尖部分を切って除去します。不良肉芽と呼ばれる軟組織も耳かきのような手用器具や超音波器具などを使って可及的に取り除きます。次に切った根の断面から根管充填剤を超音波器具を使用して必要量取り除き、マイクロミラーで確認しながら、根管を綺麗にしていきます。そこにMTAと呼ばれるセメントを充填していきます。ぎゅうぎゅう押して、なるべく緊密に詰めます。結果がどうなるかは数か月~1年後のレントゲンやCTで確認することになります。
こうしたオペの時は動画を撮影するので容量の大きいUSBを使用します。ところが今回4時間分の空き容量を確認していたにもかかわらず、12分程度で撮影不可能になってしまいました。原因はUSBに入っている静止画像のファイルが800個以上もあることでした。容量に余裕があってもファイル数が多いとマイクロスコープに付けているハードが受け付けないようです。バックアップをとってUSBをカラにし、フォーマットして、ハードも初期化し長時間撮影可能になりそうです。

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