症例4の解説(その2)(東京大手町勤務歯科医の咬合再構成、全顎治療ブログ)

症例4の解説(その1) | 英語好きな歯科医の診療日記 (hn-dentist-english-blog.com) からの続きです。症例の全体像はこちらです。症例4(上顎欠損部をサイナスリフト後インプラントで修復した全顎治療のケース) | 英語好きな歯科医の診療日記 (hn-dentist-english-blog.com)

基準となる数値を基にしながら咬合平面がほぼ同じ平面上になるようにイメージします。

赤い蝋でイメージを形作っていきます。上写真が現存の下の被せ物にあわせたイメージ、下写真が最終形の大まかなイメージです。

前後左右とも同じ平面に乗るようにイメージします。

模型上での最終的な咬み合わせの大まかなイメージです。全体像を掴んだところで個々の問題点を洗い出していきます。

下の前歯の歯肉が腫れていました(青矢印)。レントゲン上で根尖病変がありました(赤矢印)。差し歯を外すと歯根が割れていることが判明しました。残念ながら抜歯となりました。

1.根管治療のために差し歯の金属の芯棒を外しました。2.根管に防腐剤を充填しました。3.隣の歯も根管治療を行いました。4.根管治療が終わりました。5.新たにグラスファイバーの芯棒を入れました。

上顎奥歯の根尖病変(赤矢印)が根管治療後小さくなってきているのがわかります。

下顎奥歯もCTで根尖病変の範囲を確認した後、根管治療を行いました。

この続きは症例4の解説(その3)へ。症例4の解説(その3) | 英語好きな歯科医の診療日記 (hn-dentist-english-blog.com)

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