症例５の解説（その４）

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80歳すぎの高齢の方ということもあり当初サイナスリフトなどの造骨処置は負担が大きいので選択肢に無かったのですが、お元気で基礎疾患がなく服薬もないこと、通常のインプラント手術が問題なかったことから「私が元気なうちにサイナスリフトをやってください」との申し出を受けました。手術は無事に遂行できました。将来的にこの部位にインプラントを1本埋入する予定です。

動揺があった小臼歯は奥にインプラントを入れて負担が軽減されたせいか、ほとんど揺れなくなりました。レントゲンやCTの断面でも、術前に存在した歯の周囲の骨欠損が改善されているのが認められました。

見た目が改善され、インプラントで咬む場所が増えたことにより機能的にも改善されました。

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