昨晩は、新宿住友ビル内にある朝日カルチャーセンターで行われた英語発音講座の第一回に参加した。
参加のきっかけである講師の松澤喜好先生の英語発音サイトに出会ったのが10年以上前の事になる。リスニングの力をつけたいと思った時に、多くの英語の先生と称する方々は、「浴びるように聞きなさい」といった多聴、あるいは精聴を薦めている。リスニング向上にはリスニングしかないという当然の思考パターンだ。スピードなんとかという教材も、そのたぐいだろう。
そんな中で、唯一松澤先生だけは「リスニングの力をつけたいと思ったら、正しい発音を覚えて、ペーパーバックを多読するのがよい」との見解をしめしていた。この教えに従ったおかげでTOEICは5年前に900点を超えたし、今年は英検1級にも合格できた。私にとっては目から鱗の方法論だったと言っていい。
しかし、私の発音はまだまだだ。昨日は、最後の患者さんが英語圏の外国人だった。「日本語にしますか?英語にしますか?」と聞いたところ、「英語でやってみろ」とのことだったので、話し始めた。なんと、10秒もしないうちに、「もういい。日本語でいいよ」と言われてしまった。
講座では、テキストを音読するのを松澤先生にアドバイスしてもらうという形式だった。先生からは「完成度が高い」と言われたのだが・・・それでも、子音と子音のつながりや、Sの発音などの貴重なアドバイスをいただいた。通じりゃいいというのではなく、ネイティブがストレス無く聞ける発音を目指すという松澤先生のコンセプトが気に入っているのだが、まだまだ道は遠そうだ。来年後半あたりから外国人患者が増える予感があり、それまでにはなんとかしないと。長期海外滞在などという恵まれた環境とは無縁の私にとって、どこまで伸びれるか。(長谷川)
目次