症例1の解説(その1)の続きです。症例1の解説(その1) | 英語好きな歯科医の診療日記 (hn-dentist-english-blog.com)
ここまで放置していると顎の位置が偏位している可能性がありますが、とりあえず普段噛んでいる位置で模型を取り付けます。
患者さんにとっての右側の外側(頬側)を下からあおるように見たところと裏側(舌側)から見たところです。上下の歯がすれ違っていて咬んでいませんでした。
大まかな治療手順を考えました。
顎がずれて咬まないように、真っ直ぐの状態で記録をとりました。ゴシックアーチと呼ばれる昔からある方法です。
下の前歯の歯並びを部分矯正で治すシミュレーションを行いました。技工士さんに依頼するのが普通ですが、ここでは私自身が行っています。
欠損に対するインプラント埋入位置、咬合挙上、奥歯の被せ物を赤い蝋を使ってシミュレーションを行いました。
奥歯の欠損部にはインプラントを埋入し、以前から入っていたインプラント周囲の炎症に対して外科処置をしました。
予めCTでインプラント周囲の骨欠損形態を確認しました(黄色矢印)。
インプラント周囲の骨が吸収してネジ山が見えます。可及的に廓清しました。
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