1月27日は歯動塾という矯正実習セミナーに参加してきました。全顎的治療の場合、最終的な咬合をイメージして進めていきますが、部分的にせよ全顎的にせよ、矯正治療は避けて通れない場合があります。一生勉強が続く医療の世界で新しい技術を行う場合、いきなり患者さんで実践するわけにはいかないことがあります。外科の場合であれば模型や豚の顎を使って練習します。矯正の場合はワックスに人工歯を埋め込んだ模型で練習する方法があります。この方法は歯の移動方法のメカニズムが体感できるので実習していて非常に楽しいです。歯の移動のさせ方は様々な方法があり、ワイヤーをどう曲げて、どのように歯に力を加えるか、矯正専門医の様々な発想に一々感動しながら、あっという間に一日は過ぎてしまいます。矯正治療は部分矯正は今まで何度か手掛けてきましたが(症例集の症例2参照)、今後は全顎治療のオプションとして加えられるように身につけたいと思います。
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