臨床アラカルト– category –
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総入れ歯の患者さん
総入れ歯治療は、歯が残っていない状態で、勝負しなければなりません。口の中でパカパカはずれないように、きちっと機能する義歯を作るのは、歯科医にとって、ある意味、腕の見せ所と言えます。 一昨日、総入れ歯の患者さんに、完成した義歯をお渡しし、昨... -
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補綴(健保適用)1年後
術前(左)術後1年(右)根元の変色が起こり始め、周りと色が合わなくなってきている。やっぱりプラスチックでは色調を維持できない。 明日は早朝から横浜で行われている日本睡眠学会(当院の植野所長が睡眠時無呼吸症候群のマウスピースの統計処理で発表... -
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どの根っこを治療すればいいのか?
歯科医の仕事の対象である患者さんは、言うまでもなく3次元的なものである。ところが、CTが出る前までは2次元のレントゲンでしか、診断の頼りとなるものがなかった。当院はCTを当時約5千万円で購入して約5年になる。昨年の段階で、全国の歯科医院のCT普及... -
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無から有を生む楽しみ
無から有を生み出すという意味で、総入れ歯作りは、やりがいがある(保険では赤字になってしまうが)。「歯が全く無くなってしまった人に、インプラントで修復するケースを見かけるが、インプラントを入れられるほどの顎であれば、総入れ歯で十分満足させ... -
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根管治療と穏やかな人
いつも、おだやかなM銀行のNさん。患者さんが、穏やかな方だと、こちらも治療に集中しやすい。そのせいか治りもいい(様な気がする)。腫れていた歯茎と根っこの先にできていた膿の袋も、根管治療で治癒傾向がうかがえたので、再び被せる事に。数年後に再... -
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穴が開いてるように見えたけど
虫歯で抜歯になり、抜歯後6カ月のCT画像。なんだか、穴が開いたままで、ちっとも骨で埋まっていないように、見えた(緑→)。うっすらと、骨の蓋ができているようにも見える(黄→)が、当院の伊藤医師とも相談し、外側に突き出ている骨の出っ張り(ピンク→... -
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前歯インプラント埋入と造骨
朝一番のオペ。インプラントを入れて(上左写真)、インプラント露出部と骨が薄いところに骨誘導剤を置き(上中写真)、人工膜で覆い(上右写真)、歯肉を縫合(下写真)。個人的に扱いやすい人工膜だが、もう発売されなくなるらしい。似たようなのはある... -
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厳しい再生療法のケース
どう考えても抜歯のケース。患者さんの強い希望で再生療法を試みたが、手術中も、ほぼ抜けてる状態で、冷や汗もの。歯の保存という点では失敗する確率が高く、将来のインプラントに備えるための処置であると説明せざるを得なかった。(長谷川) 表側観 歯... -
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奥歯インプラント
左写真の左端に写っている金冠はインプラントだが、手前のインプラント埋入術中に脱落した。2本まとめてスイス製インプラントで修復した。来月は東京ビッグサイト会議場でインプラント学会がある。おーこれは!っと思えるような目新しい話題はあるのだろう... -
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根管治療
北九州で御開業の下川公一先生の「私の歯科医療人生40年間の記録」と題する講演会が、福岡で7月に予定されている。下川先生のレベルには、どうあがいても届きようが無いが、臨床に対する真摯な姿勢を見習い、記録はきちんと残しておきたい。あらゆるジャン...