基本治療– tag –
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臨床アラカルト
歯科衛生士ってすごい!
千葉から1時間以上かけて通院されるNさん。歯周病に罹患している歯牙が見つかり、歯科衛生士による歯周ポケットの中の歯石取り(スケーリング)が行われた。歯肉から膿が出ていたのが止まり、腫れも改善されたが、6㎜(4㎜以上は歯周病)の歯周ポケットが... -
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地道な根管治療
広島に長期出張になったBさん。月一回は東京に戻っていらっしゃるので、その時を利用して、大臼歯の根管治療を続けていた。幸い、治療が奏功し、初めにあった歯肉の腫れも落ち着いた。残っている歯質が少ないので予後にやや不安は残すが、今回はこの歯の保... -
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海外と日本を往復
海外と日本を往復するビジネスパーソンが少なくないのも、当院の患者さん層の特徴だ。J社重役のSさんも、その一人である。Sさんはオランダ4か月間、日本10日間のサイクルを繰り返されている。オランダのみならず、各国で日本人相手の日本人歯医者による治... -
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セミナー発表会に向けて
8月に、1月から受講してきた下川公一先生(日本のトップデンティスト)ベーシックコース発表会がある。座長も発表者も受講生で、下川先生からの厳しいコメントがいただける。発表時間は1人15分である。今続々と受講生から抄録が集まってきている。自分の理... -
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根管治療の楽しさと苦しさ
今週末は小倉の下川先生のセミナーで九州に行く予定だ。今回はいままでの総括として講義中心とのこと。このコースを受講して根管治療の概念が、基礎医学に立脚した下川理論によって大分変化した。歯科治療の中で最も不確実(下川先生談)で保健制度上最も... -
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アナログレントゲン
歯科の世界でもデジタル化の波が押し寄せて久しいが、未だに小さな個々の歯を撮影するデンタルレントゲンはアナログの画像に軍配が上がっている。それでも最近はメーカーによってはアナログに匹敵するに近いデジタルも出現しているようだが、日本の歯科界... -
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歯周外科と口腔内写真
前にもこのブログに登場したKさん。今回で歯周外科は4回目である。1回あたり1時間から1時間半はアポをとらないと歯肉を極力丁寧に扱い、根面および骨面を清掃するのは困難だ。インプラントで骨がそこそこあって1本であれば30分もしないで終わってしまうケ... -
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基本の積み重ね
その昔、空手の道場に通っていた時の話。塾長が「極真空手が一時期レベルが落ちた時期がありましたが、上級者でも基本稽古を重要視することにより再びレベルがあがりました。基本に帰ることは、やはり大事なのです」と言っていた。元極真空手ニューヨーク... -
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根管治療から金属の心棒
M大学4年生のNさん。前歯の根の先が膿んでいた。数か月の根管治療で病変が縮小傾向にあるのが認められたので、金属の心棒を装着した。来年には郷里の佐賀県に帰らなければならないとのこと。現在仮歯だが、卒業前には本歯を入れなければならない。、根管治... -
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前歯の差し歯(何気ない症例ですが・・・)
前歯が折れてしまったKさん。金属の心棒の製作から、被せもの(健保適用のもの)の装着までの過程は以下の通りである。両隣の歯のセラミック冠と比べると、歯の先端部分のエナメル質の透明感が健保適用のものでは色がうまくだせないのがわかる。材質はプラ...