根管治療– tag –
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神経をとったはずなのに痛くなるのは何故?
神経をとった直後から数日の痛み 歯の中の神経は根管から根尖を通り、顎の骨の中を走行してやがて脳につながります。歯の中の神経(歯髄)を取るという事は、根尖で神経を切断することになり、一旦傷口になります。それが治癒するまで時間を要することが... -
根管治療の困難さ
根管治療は器具の発達、マイクロスコープやCTの導入により数十年前に比べて予後は良くなってきたと言えます。しかしそれでも根管の複雑な構造なるがゆえに完璧な根管治療というのは難しいと思います。自費で行っている根管治療専門医ですら、最善を尽く... -
症例3の解説(その5)(東京大手町勤務歯科医の全顎治療ブログ)
前回の続きです。症例3の解説(その4) | 英語好きな歯科医の診療日記 (hn-dentist-english-blog.com)サイナスリフトを行って骨熟成を待っている間に、根管治療が必要なところを行いました。 矢印の歯が根管治療対象です。 前医で半年やっていたという下... -
たまたま
根管治療は水物。治るのもあれば治らないのも山ほど存在します。下の奥歯が腫れて痛みがあった患者さんでした。抜歯も可能性としてあり得ることを了解して頂いて根管治療を始めました。懸念していた歯根破折は認められず治療半年後のレントゲンでは病変が... -
正中過剰歯撤去と部分矯正(東京大手町勤務歯科医の矯正ブログ)
中国人の患者さんでした。やりとりはお互い英語で行います。微妙なニュアンスを伝えなければならない時は未だに不安があります。特に相手もノンネイティブの場合には。主訴は「前歯の真ん中がみっともないので綺麗にして欲しい」でした。正中に存在してい... -
根管治療で感染がとりきれない根の先だけをとって歯を保存(東京大手町勤務歯科医の歯根端切除ブログ)
上の犬歯の先が腫れて来院された方です。既に根管治療が上手にされていました。にもかかわらず、腫れてしまうという事は根尖付近の根管形態が側道の存在などで複雑になっていて根管治療自体の限界が考えられます。ここでは外科処置で根尖とその周囲の膿の... -
根管治療
再根管治療の例です。昨年の12月、15年前に自分がやった右下の一番奥の歯の抜髄処置が感染根管となり、痛みを伴って来院されました。レントゲンを見ると歯根破折も疑われました。治療していく途中で、歯根破折が明らかとなった場合には抜歯となる旨を患者... -
国際色豊か
先日はミャンマーからの明治大学の留学生の方が来院されました。自国でやった治療をやり替えてほしいとの事でした。日本にいるうちにやってしまいたいとの事でした。根管治療が必要で補綴まで数回かかる旨をお伝えしました。2回目の来院時にはミャンマーの... -
フルマウス治療(かみ合わせ再構成治療)(東京大手町勤務歯科医のインプラント、サイナスリフト、咬合再構成・全顎治療ブログ)
阿部晴彦先生が開発された器具を使い、顔面との整合性がとれたかみ合わせの確率を目指してのケース。かみ合わせの平面が左右で傾斜が違う。顎の偏位がある。欠損はサイナスリフトとインプラントで対応。要根管治療歯が複数ある。自分でワックスアップとい... -
ボリビアからの患者さん
歯茎の腫れで東大口腔外科から紹介されてボリビア人の患者さんが来られました。私はスペイン語を勉強していないので英語でのやりとり。患者さんにとっては初めての根管治療の必要性と内容を説明して治療開始。来院2回目には腫れも引いて落ち着きました。3...