ベンチプレス　たわいもない進歩

　筋トレを始めて1年半になる。週末セミナー参加等で行けない時を除き、ほぼ毎日ジムに通っている。バーベルに触るのは大学のボート部時代以来である。月一回程度で同じパーソナルトレーナーの方に診ていただいてフォームのチェックやトレーニング内容についてのアドバイスを頂いている。様々な種目がある中で、ベンチプレスは筋トレの花形と言われている。とある重量で10回3セットができるようになったら2.5キロづつ重量をあげていく。当初ベンチプレスは40キロで潰れていたが、初心者ボーナスで、その後は右肩上がりに重量が伸びっていった。62.5キロ10回3セットができてから65キロにあげたところで停滞期に入ってしまった。停滞打破のために高重量低回数でやってみましょうというトレーナーからの提案があり、4回3セットというのがここ最近のメニューである。72.5キロ1セット目、それまで3回だったのが先日4回挙げることができた。中上級者の方から見れば鼻で笑われそうな重量だけれども自分にとってはささやかとはいえ飛躍ではないかと勝手に喜んでいる。現在62歳であるが、自分の中で何かしらの進歩が感じられる瞬間は何物にも代えがたい。