先々週末は東京の歯周病セミナーの5回目、先週は植野歯科所長の奥様が開業されている熊谷の市川歯科で歯科衛生士さんむけの講演と実習つきのセミナーをさせていただいた。今週末は英語の先生に会わなければならないし、3連休の最終日は、東京フォーラムで行われる日本審美歯科協会の大会に召集がかかってしまった。
別に勉強自体が好きなわけではない。自分にできないことがあれば、できるようにするためには勉強するしかないので仕方なくやっている。しかし受験勉強と違い、いろんな人に出会って刺激されることは、なんであいつにこんなことができるんだろうと悔しい思いをすることはあっても、振り返ってみれば楽しいものである。くどいようだが、勉強そのものは目的ではない。できないことをできるようにするため、判らないことを判るようにするための手段であり、それが達成できなければ勉強したことにはならない。安価な講習料でも、上記の目的にかなわなければ、時間の無駄である。上記の目的にかなえば、高額な講習料は問題ではない(20代の勤務医の先生も自腹を切っている!院長からの補助は一切無し!)。
先々週末の東京の歯周病セミナーでは自分よりも遥かに若い先生が、すばらしいプレゼンをしていた。先週末の市川歯科医院では、老若男女10人以上の衛生士さんが熱心に私の講義を聴き、時間が過ぎてもなかなか実習をやめようとしなかった。同医院勤務で30代前半にもかかわらず外科が得意なT先生には、すなおに頭をさげて、私が悩んでいる症例に対して相談にのってもらった。
混沌とした歯科業界だが、前を向いて進むしかない。そこに夜明けがあるのなら。なんだか「ガイアの夜明け」風になってしまったなあ。この業界のナレーションは江口洋介より役所工事のほうが似合ってるかも。
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