ブルーな連休

ゴールデンウィーク、夏休み、正月休み前は休み中に患者さんに何かあってはまずいので、極力トラブルが無いように術後の腫れや痛みが予想されるような大掛かりな手術などはさけるなど、平常以上に気を使う。
が、しかし先週木曜日の、もう診療時間もまもなくすぎようとしていた頃、その日の午前中にいらした患者さんから治療上のトラブルで「今から自宅から1時間ぐらいで行くから待ってろ!」との怒りの電話が受付に入った。いったんは翌日以降にお願いしようと思ったが受付の土橋さんの形相でこれはまずいと思い、来ていただくことにした。歯科衛生士の伊藤さんは「早くいらっしゃるといいですね。」となぐさめてくれたが、私の頭の中は胸倉でもつかまれるかなと、謝罪の言葉を考えながら腹をくくった。他院でおこなった詰め物がとれて、こちらに来院され、そのまま再接着したが、すぐとれてしまった。「詰め物が古いので、短期間でとれるようなら、作り変えましょう。」とは言ったつもりだったが、今の時代、そんな言い分は通用しない。結果がすべてである。
その患者さん、午後8時近くになって、お見えになった時は、ニコニコしながら「すみません。」と入っていらした。私は拍子抜けしながらも、とにかく「ご迷惑をかけ申し訳ありません」と謝り、処置を行った。就業時間が過ぎているにもかかわらず、歯科衛生士の伊藤さん、大竹さんと2人も自発的に残ってくれ、なんとも心強かった。
その後、植野部長がゲン直しに飲みにいくかと誘っていただき、神田の焼き鳥屋にいった。本来、日本酒がうまい店であったが、部長の「おまえに食べさせたいものがある。これはおいしいぞ。」といわれ、最後に登場したのが、つやつやの輝きを放ったご飯であった。その味が日本酒よりも妙に心にしみた。
翌日の金曜日、この日が終われば5連休だと思っていた矢先、また違う患者さんから3週間前に処置した部位が違和感があるとの電話をいただいた。群馬から大手町に来ていただき、とりあえず投薬し連休明けに本格的に処置しなおすこととした。連休中は悶々としそうである。

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