野球観戦と歯科

  先日、当院のスタッフ3名とともに、東京ドームでの巨人阪神戦を見に行った。4人とも普段から野球に興味があるわけではないのだが、植野部長のつてで、たまたま券が4枚余ってしまい、まわりまわって当院に「行かないか?」との打診があったとのこと。小生にとっては野球観戦は10年以上ぶりである。記憶では、まだ後楽園球場時代の日ハム西武戦(工藤選手が投げていた)以来でありドームは初めてであった。
1塁側の外野席であったので選手は小さく見える状況であったが、テレビでは味わうことのできない応援の盛り上がりを真近で見聞きすることができ、楽しむことができた。スタッフの一人は、すっかり応援の流れにのって手を叩きまくっていたし、もう一人はは巨人選手名鑑を見ながら「あたしこの人がいい」とか言いながら真剣に試合に見入っていたようである。座席は比較的通路に近かったからいいようなものの、列の真ん中あたりの人は、トイレにも行きずらいだろうし、ビールを売ってるおねえさんから、どうやって買うんだろうかとか、よけいな疑問が頭によぎりながら観戦が続き、巨人の完勝で終了した。
スポーツ歯学という言葉があるくらい、スポーツ選手と歯科とのかかわりは、それなりにある。私の大学院時代の先輩で現在は札幌で開業されているA先生はプロサッカーのコンサドーレ札幌の歯科の主治医をされている。多くのスポーツ選手が歯に気を使っていることに異論をはさむ人はまれだと考えられる。
スポーツ選手用マウスガードというものがある。当院でも何人かの患者さんで(極真空手の人)で作製の依頼があったこともある。調べてみると横浜ベイスターズの村田選手やソフトバンクの多村選手など、格闘技やラグビーのようなコンタクトスポーツでない野球領域でも使用している場合があるようである。野球選手の場合は、けが防止というよりはパフォーマンス向上(スイングに適切な力が入る?)がねらいである。選手の具体的な感想とか、マウスガードを装着する前と後でどのくらい成績が向上したのかを検索したが徒労に終わった。昔、空手をやっていたときに自分でもやってみたが、かえって息がすぐ上がってしまい、自分には向かないなと観念した。最も息が上がってしまうのはマウスガード以前の問題もあるけれど。

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