抜くべきか抜かざるべきか(抜歯決定の基準)

 

歯周病の患者さんで、とある歯を抜歯すべきか保存すべきかで迷う事は多い。無理に保存しようとして結果的に早期に抜歯になったり、無理に保存することで他の歯に悪影響を及ぼしたり、将来的にインプラントをしたくても歯周病は骨が溶ける病気なので、ぎりぎりまで保存し、いざ抜歯した後にはインプラントを植えるだけの骨が無いなんてことがある。今まで抜歯の基準について、系統的にまとめられたものは意外にもほとんどなかった(私の知る限り)。上の写真は、昨年受講したEPIC歯周病コースの講義の中で紹介された論文だが、米国歯周病学会誌にミシガン大学ワン教授らが抜歯すべきかどうかの決定要素をまとめたものがある。まあ結局、様々な要素から総合的に判断する必要があるという事だが、治療の対象が人間であり、治療する側も人間であるので白黒はっきりさせることは実際には難しいことが多い。とりあえず、頭の中を整理するには、いい論文かもしれない。

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