喫煙者の造骨は鬼門(その1)

数年前、まだ喫煙者にインプラント関係の手術、特に造骨手術の際に「非吸収性の膜を使用すると、ほとんどの場合、膜が術後に露出して骨ができないという失敗をする」ことが、あまり言われていなかった。これは、その頃のケース。福岡の手術の神様Y先生の今年3月の講演でも、「喫煙者には絶対、非吸収性膜を使うな」とのコメントがでるようになったが、当時はしっかりした骨を造るには、非吸収性膜の使用は不可欠と言われていた。
今ではこうした失敗の経験や、外部からの様々な情報から、喫煙者の患者さんには「禁煙しないと、ほとんどの場合失敗する」と(自信を持って?)言えるようになった。私の患者さんでもインプラントをして欲しいという理由がきっかけで禁煙に成功する方も増えてきている。17年間のインプラント臨床の中で喫煙者でも問題なく経過している例もあるが、たまたまラッキーだったのかもしれない。
 インプラントを1本入れたが、その隣は骨が吸収していて造骨が必要だった。

 骨補填剤を置いた後、非吸収性膜で覆う
 縫合
 抜糸後徐々に歯肉は裂けて膜が露出

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