2008年水戸で行われたSAEY咬合研究会で発表した症例。患者さんのKさんは、S金属に勤める御主人の紹介だ。横浜の方からわざわざいらっしゃる。横浜にも歯医者はいっぱいだろうに・・・ありがたいことだ。上下とも総入れ歯で、上は何度も割れる、上下とも合わないので安定剤を購入してご自分でうまい具合に調整して使われていた。仙台の総義歯の大家A先生の手法で良好な結果を得た。安定剤を使わなくてよくなり喜ばれた。最近いらっしゃらないが大丈夫かと思っていた矢先、先日、定期健診でいらした御主人が「先生が入れてくれた入れ歯、調子いいみたいですよ」とおっしゃってくれたので、安堵の胸を下ろした。
上の義歯、割れているのをご自分で直して使っていた
上の義歯の裏側 安定剤で汚染されていた
下の義歯の裏側も安定剤がぎっしり まずは型どり
模型分析
顎の動きは前後左右問題なく動くようだ
かみ合わせの位置をきめる
治療用義歯で完成形を模索する
治療用義歯をもとに最終義歯を作成 Kさんは安定剤の使用から解放された
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