パウル・クレー展

久しぶりの休日だが暑い日々が続くので、とりあえず涼めるところは無いかと思案した結果、美術館で涼もうということになった。絵画を良好な状態で保つために館内温度は20度で設定されているという。というわけで、竹橋にある東京国立近代美術館で開催されていたパウル・クレー展に出かけた。ゴッホ展が同会場で行われた時は、とぐろを巻く行列が館前にできていたが、今回はすんなり入れた。それでも美術大学のきゃぴきゃぴした学生を中心に盛況であった。私は小学生のころ、図画がいつも満点で、将来はゴッホのような画家になろうと思ったことがある。そんな思いも受験とともに消えていき、今の業界に入ると美術に対する興味もほとんど無くなってしまうのだが。。。。ちなみにパウル・クレーは第一次大戦前後に活躍したスイスの画家であるのを知ったのは、美術館に着いてからである。日頃興味が無くとも、500円で借りられる音声ガイドを聞きながら館内を回ると結構飽きないものだ。観覧している間は当然立ちっぱなしになるのだが、意外と苦にならない。歯科の天才も様々な技法を編み出すが、画家の天才もしかり。歯科業界だけでなく異業種の天才にふれるのもたまにはいいかもしれない。

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