昨年の根管治療に関するセミナー受講以来、病変の基礎医学的な成り立ちや治療の概念が変わったことにより、直らないものはあるけれど、治癒率は飛躍的に上がった。顕微鏡治療をやれば、もっと治癒率はあがるのだろうか。基本的に顕微鏡自体は患部を拡大して見るだけで、治療してくれるわけではない。知識と技術の後押しはしてくれるのだろうけど。このブログを読んで下さっている名医W先生の診療室はマイクロスコープが5台あり、毎回これを覗きながら治療をしていたら、メニエル病になってしまったという。費用対効果でみれば採算の合いにくいと言われているマイクロスコープ。CTやセレック(セラミック被せ物自動製作装置)の次は、やっぱりこれか。歯科医院の設備投資競争も激しい。(長谷川)
根管治療直後(左)3ヶ月後(右)股の部分の骨が再生してきている
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